症例①は、乳幼児健診で運動発達の遅れに気づいたケースです。すぐに小児神経専門医に紹介することにより、確定診断につながりました。症例②は、3歳児健診で跳躍不可、腓腹筋肥大が認められたものの、個人差と判断し経過観察となったケースです。最終的には4歳6ヵ月時に確定診断されましたが、より早くDMDを疑い診断ができた可能性がありました。
日常の診療でDMDにみられる運動発達の遅れに気づいた際はCKを測定し、小児神経や臨床遺伝専門医へ紹介することが重要であると考えます。
DMDでは、ほとんどの患者さんで腓腹筋の肥大が認められます。
全身の他の筋肉と比べて硬いことが特徴的です。
DMDを疑った際には、CK値を測定し、専門医へ紹介をお願いします。
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