体外式超音波検査によるSOS/VOD評価法
~HokUS-10の10項目の走査手技~
解説・監修:
北海道大学病院 経営戦略部
准教授/病院長補佐
西田 睦 先生
走査担当 :
北海道大学病院 検査・輸血部/超音波センター
岩井 孝仁 先生
本コンテンツでは、監修者らが考案したHokUS-10で検査される10項目の走査手技について解説しています。
※下の「本コンテンツをご視聴いただく前に」では、監修者が検査実施前における注意点について解説しております。
各検査項目の走査手技をご視聴いただく前に必ずご覧ください。
右下の肝臓イラストにHokUS-10において検査される10の項目をお示ししています。
各検査項目の走査手技は肝臓イラストまたは左下表示のメニューをクリックすることでご視聴いただけます。
肝臓イラストにHokUS-10において検査される10の項目をお示ししています。
イラスト下の表示メニューをクリックすることでご視聴いただけます。
動画コンテンツ
(体外式超音波検査によるSOS/VOD評価法)
各項目の走査手技解説動画をご覧いただけます
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本コンテンツをご視聴いただく前に
本動画はこれから本コンテンツをご視聴いただく方へ向けた監修者からのメッセージです。
各検査項目に関する動画のご視聴前にご覧ください。
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検査項目の説明:肝左葉前後径
この項目は肝腫大を評価します。肝臓は大きいため左葉と右葉の前後径を測定します。
HokUS-10では肝左葉前後径が70mm以上で1ポイント加算とします。
プレイヤー下よりそれぞれの視点から見たプローブの当て方がご覧いただけます。
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検査項目の説明:肝右葉前後径
この項目は肝腫大を評価します。肝臓は大きいため左葉と右葉の前後径を測定します。
HokUS-10では肝右葉前後径が110mm以上で1ポイント加算となります。
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検査項目の説明:門脈本幹径
この項目は門脈圧亢進状態を評価します。類洞が閉塞し、門脈圧が亢進すると門脈本幹径は拡張します。
HokUS-10では門脈本幹径が12mm以上で1ポイント加算とします。
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検査項目の説明:門脈本幹血流方向
この項目は門脈圧亢進状態を評価します。正常であれば、門脈血流は求肝性に流れます。
門脈圧が亢進すると逆行性になり、遠肝性の血流信号となります。
HokUS-10では門脈本幹血流方向がうっ滞〜遠肝性を示せば1ポイント加算となります。
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検査項目の説明:門脈本幹平均血流速度
この項目は門脈圧亢進状態を評価します。類洞の閉塞により、門脈の平均血流速度は低下すると考えられます。
HokUS-10では門脈本幹血流速度が10cm/s未満で1ポイント加算します。
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検査項目の説明:
固有肝動脈末梢血管抵抗値(RI)
この項目は肝動脈の末梢血管抵抗を評価します。類洞が閉塞することにより動脈血の類洞への流入障害が起こり、末梢血管抵抗(RI)が上昇します。
HokUS-10では固有肝動脈RIが0.75以上で1ポイント加算となります。
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検査項目の説明:腹水量
この項目はSOSの診断で最も重要な項目です。類洞が閉塞することにより血流がうっ滞し、腹水が出現します。
HokUS-10では腹水量が少量で1ポイント加算、中等量以上で2ポイント加算します。
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検査項目の説明:胆嚢壁肥厚
胆嚢静脈は肝実質に貫流しています。肝類洞が閉塞すると肝実質へ貫流する胆嚢静脈のうっ滞が起こるため、胆嚢壁が浮腫性に肥厚します。
HokUS-10では胆嚢壁厚が6mm以上で1ポイント加算とします。
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検査項目の説明:傍臍静脈径
この項目は門脈圧の亢進状態を評価します。傍臍静脈は胎児期に母親と臍の緒で繋がっていた血管です。
出生後は自然と閉鎖しますので、正常であれば傍臍静脈は閉じています。類洞が閉塞し、門脈圧亢進状態になると傍臍静脈の再灌流が起こります。
HokUS-10では傍臍静脈径が2.0mm以上で2ポイント加算となります。
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検査項目の説明:傍臍静脈血流信号
この項目は門脈圧の亢進状態を評価します。類洞が閉塞すると門脈圧が亢進します。
門脈の流出血流路として傍臍静脈から肝外へ流出する信号が捉えられます。
HokUS-10では血流信号ありで2ポイント加算となります。信号の有無の判断に難渋する際には、パルスドプラで波形解析を行ってください。うっ滞する血流信号も2ポイント加点とします。
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