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有効性及び安全性を評価した第Ⅲ相臨床試験5~8)の概要

  1. 5)日本新薬株式会社 社内資料(承認時評価資料):試験1(Dravet症候群患者を対象とした第Ⅲ相、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験)
  2. 6)日本新薬株式会社 社内資料(承認時評価資料):試験2コホート2(Dravet症候群患者にZX008とスチリペントールを併用投与した第Ⅲ相、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験)
  3. 7)日本新薬株式会社 社内資料(承認時評価資料):1503試験(Dravet症候群患者を対象に補助療法としてZX008の長期安全性を評価した第Ⅲ相、非盲検継続試験)中間報告
  4. 8)日本新薬株式会社 社内資料(承認時評価資料):試験3(Dravet症候群患者を対象とした第Ⅲ相、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験)

審査報告書やCTDでは、本剤の用量を「フェンフルラミン塩酸塩」として表記しておりますが、本ページでは、換算係数0.864を用いて有効成分である「フェンフルラミン」として記載しています。

コア試験:試験1、試験3及び試験2コホート2

コア試験
CLB:クロバザム、VPA:バルプロ酸全般、
STP:スチリペントール
試験名 試験デザイン 対象 有効性評価
全例 外国人 日本人 STP併用 
試験1海外第Ⅲ相臨床試験 多施設共同、
無作為化、
二重盲検、
並行群間比較、
プラセボ対照
119例
119例
(1)主要評価項目
●T+M期d)の平均痙攣発作回数(28日間あたり)のベースラインからの変化(フェンフルラミン0.7mg/kg/日群とプラセボ群との比較)
(2)副次評価項目
●T+M期の平均痙攣発作回数(28日間あたり)のベースラインからの変化(フェンフルラミン0.2mg/kg/日群とプラセボ群との比較)
●50%以上レスポンダー率
●痙攣発作の最長無発作期間 等
試験3日本人を含めた
国際共同第Ⅲ相臨床試験
 
143例
130例

13例
試験2コホート2STP併用
海外第Ⅲ相臨床試験
87例
87例

87例
(1)主要評価項目
●T+M期の平均痙攣発作回数(28日間あたり)のベースラインからの変化
(2)副次評価項目
●T+M期の50%以上レスポンダー率
●T+M期の痙攣発作の最長無発作期間 等

a:試験1は、1501試験及び1502試験の2つの試験で無作為化された最初の119例の前向き併合解析。
b:試験3は、試験1のデータベースロック後に登録された1501試験又は1502試験(日本人被験者含む)被験者143例(日本人13例)の前向き併合解析。143例中1例は治験薬投与前に中止した。
c:1503試験の本剤の投与量は0.2~0.7mg/kg/日(最大26mg/日)、STP併用時は0.2~0.4mg/kg/日(最大17mg/日)。
d:T+M期=漸増期及び維持期(治療期間)

【6. 用法及び用量】(抜粋)

〈Dravet症候群〉

  1. (1)スチリペントールを併用する場合
    通常、成人及び2歳以上の小児には、フェンフルラミンとして1日0.2mg/kgを1日2回に分けて経口投与する。なお、症状により1日0.4mg/kgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。また、1日用量として17mgを超えないこと。
  2. (2)スチリペントールを併用しない場合
    通常、成人及び2歳以上の小児には、フェンフルラミンとして1日0.2mg/kgを1日2回に分けて経口投与する。なお、症状により1日0.7mg/kgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと。また、1日用量として26mgを超えないこと。

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