1.投与対象の患者
高リスクAML患者の定義
<効能又は効果に関連する注意>
本剤の投与対象となる高リスクAMLの定義について、各種診療ガイドライン等で示されている高リスクや予後不良因子の定義と必ずしも一致はしていないため、最新の電子添文の「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行ってください。
- WHO分類(2008年版又は2017年版)におけるAMLのうち以下のいずれかに該当する患者とした。
- ・ 治療関連AML
- ・ 骨髄異形成症候群(MDS)の既往歴があるAML(以下の①~③のいずれかに該当する患者) ①過去にMDSと診断されたことがある患者 ②1系統以上に10%以上の異形成、又は10%以上の巨核球系異形成がある患者 ③いずれの系統でも異形成が10%未満であるが、MDSに特徴的なクローナルな細胞遺伝学的異常を有する患者
- ・ 骨髄異形成関連変化を伴うAML(AML-MRC)と診断できる細胞遺伝学的異常を有するAML
- ・ 慢性骨髄単球性白血病(CMML)の既往があるAML